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- 2025-10-29
- CATEGORY診療案内
眼科
はじめに-大切なご家族の「瞳」を守る眼科診療
「目が赤い、目やにが多い」
「なんだか見えにくそうにしている」
「目をしょぼつかせている…」
ペットの目は、私たち人間と同じように、光を感じ、周りの世界を認識するための大切な器官です。
目のトラブルは、痛みを伴うだけでなく、視力低下や失明に繋がり、生活の質を大きく低下させてしまうことがあります。
当院の眼科では、そんな大切なご家族の目の健康を守るため、小さな変化も見逃さず、丁寧な診察と治療を心がけています。
私たちは、地域密着型の動物病院として、岐阜市の皆様に寄り添い、確かな医療と温かい心で、大切なご家族の明るい視界を守ります。
こんな症状はありませんか?
もしかしたら、以下のような症状は、目の病気のサインかもしれません。
・目を痒がる、前足で目をこする
・目やにが多い、色や粘度がいつもと違う
・目が赤い、充血している
・涙が多い、涙で目の周りが濡れている、涙やけがある
・目をしょぼつかせている、まぶしそうにしている
・目の表面が白い、濁っている
・物にぶつかるようになった、見えにくそうにしている
・まぶたが腫れている、できものがある
これらの症状が見られたら、早めに当院にご相談ください。
診療内容-精密な眼科検査と専門的な治療で、視界を守る
検査について
目の病気の診断には、専門的な眼科検査が不可欠です。
ペットへの負担を最小限に抑えつつ、質の高い検査を提供しています。
それぞれの検査がどのような目的で行われ、どのような情報が得られるのか、わかりやすくご説明いたします。
■眼科専門機器による視診
検眼鏡などを用いて、目の表面(角膜、結膜、虹彩など)や、水晶体(レンズ)などを拡大して詳しく観察します。
■シルマーティアテスト
涙の量を測定し、乾性角結膜炎(ドライアイ)の診断に用います。
■フルオレセイン染色検査
目の表面を染色し、角膜の傷や潰瘍(かいよう)の有無を確認します。
■眼圧検査
眼の内部の圧力を測定し、緑内障(りょくないしょう)の診断や経過観察に用います。
■眼底検査
眼の奥にある網膜や視神経の状態を観察し、網膜疾患や視神経疾患の診断を行います。
■超音波検査(エコー検査)
目の内部に異常がある場合や、眼底が直接見えない場合に、超音波を用いて目の内部構造を評価します。
■血液検査
目の病気が全身の病気(糖尿病など)と関連している場合に行います。
治療について
検査結果に基づき、獣医師が最適な治療方針をご提案いたします。
病気の種類、進行度、ペットの年齢や全身状態、そして飼い主様のご希望などを総合的に考慮し、「適切な1つの治療」を一緒に見つけていきます。
■点眼薬、内服薬
結膜炎、角膜炎、緑内障など、様々な目の病気に対して、炎症を抑える薬、細菌を殺す薬、眼圧を下げる薬などを処方します。
正しい点眼方法や投薬方法について、丁寧にご指導いたします。
■外科手術
白内障の手術や、眼瞼内反症(逆さまつげ)の手術、眼瞼腫瘍(まぶたのできもの)の切除、緑内障に対する手術など、専門的な眼科手術が必要な場合は、状況に応じて当院で実施、または提携先の専門病院をご紹介します。
■エリザベスカラー装着の指導
目を掻いてしまうのを防ぐため、必要に応じてエリザベスカラーの装着方法や、装着中の注意点についてアドバイスします。
■生活環境の改善アドバイス
目の病気によっては、乾燥や埃、紫外線などが悪影響を及ぼすことがあります。
ご自宅での環境改善について、具体的にアドバイスいたします。
■定期的な経過観察
慢性的な目の病気や、進行性の病気の場合、定期的な経過観察が非常に重要になります。
対象となる主な病気-幅広い眼科疾患に対応しています
当院では、様々な眼科疾患の診断と治療を行っています。代表的な病気をいくつかご紹介します。
■結膜炎:目が赤くなる、目やにが増える、痒がるなどの症状が見られます。
■角膜炎・角膜潰瘍:目の表面の膜(角膜)に炎症や傷ができる病気で、痛みを伴い、目をしょぼつかせることが多いです。
■乾性角結膜炎(ドライアイ):涙の量が減少し、目が乾燥して炎症を起こす病気です。
■緑内障:眼圧が上昇し、放置すると失明に至る可能性のある重篤な病気です。
■白内障:目のレンズ(水晶体)が白く濁り、視力が低下する病気です。
■ブドウ膜炎:目の内部にあるブドウ膜という組織に炎症が起きる病気です。
■眼瞼内反症・外反症:まぶたが内側に巻き込まれる(逆さまつげ)または外側にめくれる状態です。
■チェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱):目頭にある第三眼瞼(瞬膜)の腺が飛び出してしまう状態です。
■網膜変性症:眼の奥にある網膜に異常が生じ、視力が低下する病気です。
■その他:流涙症(涙が止まらない)、眼瞼腫瘍(まぶたのできもの)、外傷など
上記以外にも、気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
診療の流れ-獣医師が、丁寧に診察します
初めて眼科を受診される飼い主様も安心して診療を受けていただけるよう、当院での一般的な流れをご説明します。
1.受付での問診票記入
ご来院後、まずは受付で稟告をお聞きします。
現在の目の症状、いつから症状が出ているか、痒みや痛みの程度、これまでの病歴など、わかる範囲でお伝えください。
2.獣医師による問診と視診
診察室へご案内後、獣医師が稟告に基づき、さらに詳しく症状についてお伺いします。
その後、特殊な眼科専門機器を用いて、目の表面から内部まで、細かく視診を行います。
3.必要に応じた検査の説明と実施
問診と視診の結果、必要と判断される検査(シルマーティアテスト、フルオレセイン染色、眼圧検査など)について、その目的や方法、費用、ペットへの負担などを丁寧にご説明します。
ご納得いただいてから検査を実施します。
4.検査結果の説明と診断
検査結果が出ましたら、画像やデータをお見せしながら、わかりやすくご説明し、診断名をお伝えします。
5.治療方針の説明と決定
診断結果に基づき、複数の治療選択肢がある場合は、それぞれのメリット・デメリット、費用、今後の見通しなどを詳しくご説明します。
飼い主様のご希望やペットの状況を考慮し、最適な治療方針を一緒に決定します。
より専門的な医療が必要と判断された場合は、提携先の病院をご紹介することもございます。
6.治療開始
決定した治療方針に基づき、点眼薬の処方、内服薬の開始、または手術の準備などを開始します。
点眼方法や投薬方法も具体的にご指導いたします。
7.今後の見通しや注意点の説明
治療開始後も、今後の経過や注意点、ご自宅でのケア、定期的な検診の必要性について詳しくお伝えします。
当院では、お電話での経過確認も大切にしています。
よくある質問-眼科診療に関するご不安を解消します
Q.目やにが多いのですが、これは病気ですか?
A.目やにの量や色、粘度によっては、目の病気のサインである可能性があります。
例えば、透明な目やにであれば軽い刺激やアレルギー、黄色や緑色の目やにであれば細菌感染などが考えられます。
自己判断せず、一度獣医師にご相談ください。
Q.うちの子、最近物にぶつかるようになりました。見えにくくなっているのでしょうか?
A.視力の低下が考えられます。白内障や緑内障、網膜疾患など、様々な原因が考えられます。
進行性の病気もあるため、早めに眼科検査を受けることをおすすめします。
早期に診断することで、進行を遅らせる治療や、視力を回復させる手術(白内障の場合)の可能性を探ることができます。
Q.目薬を嫌がるのですが、どうすればいいですか?
A.目薬を嫌がるペットは少なくありません。
当院では、目薬の正しい差し方や、ペットが嫌がりにくくするための工夫について、具体的にアドバイスさせていただきます。
おやつや褒めることを活用しながら、無理なく慣れさせていきましょう。
Q.白内障と診断されました。手術は必要ですか?
A.白内障の進行度合いや、ペットの生活の質(QOL)によって、手術の必要性は異なります。
視力が著しく低下し、日常生活に支障が出ている場合は、手術によって視力回復を目指すことができます。
手術以外の選択肢も含め、獣医師が詳しくご説明し、飼い主様と一緒に最適な方法を検討します。
Q.定期的な目の健康チェックは必要ですか?
A.はい、特に高齢のペットや、特定の犬種(シーズー、フレンチブルドッグなど目が大きい犬種や、遺伝的に目の病気になりやすい犬種)は、定期的な目の健康チェックをおすすめします。
早期に異常を発見することで、重症化を防ぎ、より効果的な治療に繋がります。