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- 2025-10-29
- CATEGORY診療案内
皮膚科
はじめに-大切なご家族の「いつもと違う」に寄り添う皮膚科診療
「体をしきりに痒がっている」
「フケが多くなった」
「なんだか皮膚が赤い…」
皮膚のトラブルは、ペットにとっても飼い主様にとっても、日常生活の大きなストレスになりますよね。
当院の皮膚科では、そんな動物たちの様々な皮膚の症状に対応しています。
アレルギーから感染症、ホルモン性の疾患まで、幅広く診療を行っておりますので、気になることがございましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
私たちは、地域密着型の動物病院として、岐阜市の皆様に寄り添い、確かな医療と温かい心で、大切なご家族の皮膚の健康を守ります。
こんな症状はありませんか?
もしかしたら、以下のような症状は、皮膚の病気のサインかもしれません。
・体を頻繁に掻く、舐める、咬む
・フケが多い、ベタつく
・皮膚が赤い、ブツブツができている、かさぶたがある
・脱毛している部分がある
・耳を痒がる、耳垢が多い、耳の匂いが気になる
・皮膚にできものがある
・足の裏を舐めすぎて茶色くなっている
これらの症状が見られたら、早めに当院にご相談ください。
診療内容-正確な診断と最適な治療で、皮膚の悩みを解決
検査について
皮膚病の原因は多岐にわたるため、正確な診断には適切な検査が不可欠です。
ペットへの負担を最小限に抑えつつ、質の高い検査を提供しています。
それぞれの検査がどのような目的で行われ、どのような情報が得られるのか、わかりやすくご説明いたします。
■皮膚検査
・被毛検査:抜け毛の状態や、毛根に異常がないかを顕微鏡で確認します。
・皮膚掻爬(そうは)検査:皮膚の表面を軽くこすり取り、ダニなどの外部寄生虫がいないか顕微鏡で確認します。
・セロハンテープ検査:皮膚の表面にテープを貼り、菌や寄生虫がいないか顕微鏡で確認します。
・抜毛検査:抜いた毛を顕微鏡で見て、皮膚糸状菌症(真菌症)の診断などに用います。
■真菌検査
皮膚糸状菌(カビの一種)による感染症が疑われる場合に、毛やフケを培養し、原因菌を特定します。
■細菌培養・薬剤感受性検査
細菌感染が疑われる場合、皮膚の病変部から検体を採取し、原因菌を特定し、その菌に効く抗生物質を調べます。
■アレルギー検査
アトピー性皮膚炎などが疑われる場合、血液検査でアレルゲン(アレルギーの原因物質)を特定します。
食事性アレルギーが疑われる場合は、食事試験をご提案することもあります。
■皮膚生検
腫瘍や自己免疫疾患などが疑われる場合、皮膚の一部を採取し、病理組織検査を行うことで、より詳細な診断を行います。
■血液検査
ホルモン性の疾患や、内臓疾患が皮膚病の原因となっている可能性を探るために行います。
治療について
検査結果に基づき、獣医師が最適な治療方針をご提案いたします。
飼い主様のご希望やペットの性格、生活環境なども考慮し、「適切な1つの治療」を一緒に見つけていきます。
■内服薬、外用薬
痒み止め、抗生物質、抗真菌薬、ステロイド剤など、病状に合わせた内服薬や、塗り薬、シャンプーなどを処方します。
使用方法や注意点について、丁寧にご説明いたします。
■薬浴(シャンプー療法)
皮膚病の種類によっては、薬用シャンプーを使った定期的な薬浴が非常に効果的です。
正しいシャンプーの方法や頻度についてアドバイスさせていただきます。
■食事療法
食物アレルギーが原因の場合には、アレルゲンを含まない療法食や、低アレルゲン食への変更をご提案します。
■ノミ・ダニ予防
ノミやダニが原因の皮膚炎に対しては、適切な駆除薬や予防薬を処方します。
■免疫療法
アトピー性皮膚炎など、免疫が関わる病気に対しては、アレルゲン特異的免疫療法(減感作療法)などをご提案することもあります。
■環境改善のアドバイス
ハウスダストや花粉など、環境中のアレルゲンが原因となる場合、ご自宅での環境改善について具体的にアドバイスいたします。
対象となる主な病気-幅広い皮膚疾患に対応しています
当院では、様々な皮膚疾患の診断と治療を行っています。代表的な病気をいくつかご紹介します。
■アレルギー性皮膚炎:アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、接触性皮膚炎など
■外部寄生虫症:ノミ・ダニ皮膚炎、疥癬、ニキビダニ症(アカラス症)など
■細菌性皮膚炎:膿皮症、毛包炎など
■真菌症(カビ):皮膚糸状菌症、マラセチア皮膚炎など
■ホルモン性皮膚疾患:甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症(クッシング病)による脱毛など
■脂漏症:皮膚のベタつきやフケが特徴の皮膚病
■免疫介在性皮膚疾患:天疱瘡など
■その他:皮膚腫瘍、肉球の炎症、耳の病気(外耳炎、中耳炎など)
上記以外にも、気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
診療の流れ-皮膚の専門家が、丁寧に診察します
初めて皮膚科を受診される飼い主様も安心して診療を受けていただけるよう、当院での一般的な流れをご説明します。
1.受付での問診票記入
ご来院後、まずは受付で問診票をお渡しします。
現在の皮膚の症状、いつから症状が出ているか、痒みの程度、ご自宅でのケア、これまでの治療歴など、わかる範囲でご記入ください。
2.獣医師による問診と視診
診察室へご案内後、獣医師が問診票に基づき、さらに詳しく症状についてお伺いします。
その後、全身の皮膚や被毛の状態を細かく視診し、触診を行います。
3.必要に応じた検査の説明と実施
問診と視診の結果、必要と判断される検査について、その目的や方法、費用、ペットへの負担などを丁寧にご説明します。
ご納得いただいてから検査を実施します。
4.検査結果の説明と診断
検査結果が出ましたら、顕微鏡画像やデータをお見せしながら、わかりやすくご説明し、診断名をお伝えします。
5.治療方針の説明と開始
診断結果に基づき、適切な治療法をご提案します。
複数の治療選択肢がある場合は、それぞれのメリット・デメリット、費用、今後の見通しなどを詳しくご説明し、飼い主様とともに最適な治療方針を一緒に決定します。
6.今後の見通しや注意点の説明
治療開始後も、今後の経過や注意点、ご自宅でのケア方法について詳しくお伝えします。
飲み薬の飲ませ方やシャンプーの仕方なども、具体的にアドバイスさせていただきます。
当院では、お電話での経過確認も大切にしています。
よくある質問-皮膚科診療に関するご不安を解消します
Q.うちの子、掻きむしってばかりでかわいそうです。どうすればいいですか?
A.まずは原因を特定することが大切です。アレルギー、寄生虫、細菌感染など、原因は様々です。
当院では、豊富な検査項目の中から適切なものを選び、診断に基づいて最適な治療法をご提案いたします。
痒みがひどい場合は、一時的に痒みを抑えるお薬を処方することも可能ですので、お気軽にご相談ください。
Q.フケが多くて困っています。シャンプーを変えれば治りますか?
A.フケの原因も多岐にわたります。乾燥、脂漏症、感染症、内分泌疾患などが考えられます。
市販のシャンプーでは改善しない場合や、悪化してしまう可能性もありますので、一度獣医師にご相談ください。原因を特定し、適切な薬用シャンプーや治療法をご提案いたします。
Q.アレルギー検査は必ず必要ですか?
A.アレルギー性皮膚炎が強く疑われる場合や、原因不明の慢性的な痒みが続く場合は、原因のアレルゲンを特定するためにアレルギー検査をおすすめすることがあります。
しかし、全ての皮膚病で必要となるわけではありません。獣医師が個々のケースに合わせてご提案いたします。
Q.皮膚の治療は長くなりますか?
A.皮膚病の種類や重症度によって治療期間は異なります。感染症であれば比較的短期間で治ることもありますが、アレルギー性皮膚炎やホルモン性の疾患などは、長期的な管理が必要となる場合が多いです。
しかし、適切な治療とケアを続けることで、症状をコントロールし、快適な生活を送れるようサポートいたします。
Q.自宅でできるケアはありますか?
A.毎日のスキンシップの中で、皮膚の状態をよく観察することが大切です。
また、獣医師から指示されたシャンプーや塗り薬、内服薬を正しく使うこと、ノミ・ダニ予防を欠かさないことなども重要です。
食事療法や環境改善のアドバイスもさせていただきますので、ご相談ください。